マレーシア創価インターナショナルスクール (SISM)の1期生である渡辺大河くんが10月24日にアメリカ創価大学(SUA)を訪問してくれました。SUAのキャンパスツアー、DIG卒業生とのランチ、そして、SUA2年生の本間美鈴と山下瑞希が渡辺大河と父の正明さんとインタビューを行いました!大河くんのSUA訪問とSISM合格の経験はどのようなものだったのでしょうか?このブログでは、彼のSISM合格の経験について共有していきます!
インタビュアー(Interviewers):本間美鈴、山下瑞希
インタビュイー(Interviewees):渡辺大河くん、父・正明さん
美鈴:それでは、マレーシア創価インターナショナルスクール (SISM)のお話を聞いていきたいと思います。SISMの受験を決意したきっかけや合格までのプロセスはどのようなものでしたか?
大河くん:僕が小学校6年生の秋頃、ニテシュ先生が家に訪問してくださった時に、将来SUAに行きたいのであれば、グローバル色が強く、英語にも特化している地元の中高一貫校に行くことを勧められました。でもその時は大体の小学校の友達が行く家の近くの中学校に行きたかったんです。しかし、オープンキャンパスに行ってみて、その学校へ行きたいと強く思って、急遽塾に入って勉強を始めました。受験の3ヶ月前からのスタートで、一生懸命頑張ったのですが、結果は不合格ですごく落ち込みました。その時、合格発表の翌日が東京の創価中学校の受験締切日で、母に受けてみないかと言われました。何も準備をしていなかったのでどうなるかわからなかったけれど、創価教育の受験に縁したいと思って受験を決意しました。それで急遽東京に受験をしに行ったのですが、それも不合格だったんです。
まだまだ不完全燃焼だったので、両親にチャレンジできる学校はないのかと尋ねると、SISMの受験ができる年齢だというのです。でも、応募要項には、最低英検2級以上、英検準1級程度が望ましいと書いていて、レベルが高くて難しいだろうなと思いました。それでも、これまでの受験も不合格だったし、チャレンジした方が成長できると思い、SISMを受験することにしました。受験まで残り1ヶ月半しかない中、ニテシュ先生は全面的に協力してくれました。最初は読み書きもできなかったけど、徐々にリーディングの内容が理解できるようになってきたり、使う単語の数も増えてきたり、自分の成長が感じられました。3月13日に受験して、条件付き合格をいただくことができて、すごく嬉しかったです。
条件付き合格だったので、6月2日の再試験に向けて、今度は3ヶ月間準備する時間がありました。その間も、ニテシュ先生は全面的にサポートしてくださって、自分の英語力をどんどん伸ばすことができました。また、SISMが条件付き合格者向けに実施しているEEPという特別講座があって、時期的にも不安とかプレッシャーもあり、周りの期待に応えたい気持ちも強かったんです。それでも、授業が全くわからなくて、レベルが高すぎると圧倒されてしまったのですが、何とか自分の力で合格を勝ち取りたいと思って、DuolingoやDMM英会話なども活用しながら必死に努力しました。そして6月2日に無事受験を終えて、6月27日に合格通知をいただきました。自分がSISMの生徒になるんだという実感はすぐには湧かなかったけれど、本当に嬉しかったです。
瑞希:本当におめでとう!地元の学校や創価中学の受験もチャレンジしたことに大きな意味があり、SISMに行くために不合格の経験は必要だったのかなと思います。色々な学校の受験を経験して、チャレンジ精神が育まれて、最終的にSISMに合格するというプロセスの全てに意味があるなと、大河くんの話を聞いて思いましたね。
正明さん:受験を通して、確かに変わったなと思いますね。1ヶ月半、ほぼ毎日DIGに通っていたんですよ。ニテシュ先生も他の生徒とのクラスもあってスケジュールが大変な中、色々とサポートしてくれました。その1ヶ月半で、読み書きのスキルが本当に伸びたなと思います。試験を緊張で震えながら受けている姿勢を見てて、今まで本当に必死に頑張ってきたんだなというのをすごく感じました。
大河くん:試験の他には英語での面接があって、両親、自分、両親と自分で受ける三種類がありました。試験は教科別ではなく、英語四技能を測定するという感じでした。自分は筆記試験より、コミュニケーションが取れる面接の方が得意なので、面接の方に特に力を入れて頑張りました。
正明さん:開学式の時に面接官だった方々とお会いすることができて、最初から欲しい人材だったと言ってくださいましたね。英語面は何とかなるので、チャレンジしているポテンシャルを感じて、取りたい人材だと思ったと。
補習クラスを受けているのを見ていて、英語のレベルが高かったので、プレッシャーかかっているだろうな、しんどかったら諦めてもいいとも思っていたんです。でも大河は粘り強く諦めずに補習を受け続けていました。
大河くん:1回目のクラスの時はすごく緊張しました。どのようなクラスなのかがわからなかったので。でもその補習クラスのおかげで、今のオンラインレッスンではうまくできているなと感じます。
正明さん:SISMの先生方と話していて、大河の英語力が十分でなかったら、それは我々の責任なので、心配しないでくださいと言われたんです。一貫して、問題ないと言われました。
美鈴:先生方のサポート体制が本当にしっかりしているんですね。
大河くん:また、SISMの先生方はユーモアがあって、熱心で、友達のように接してくださるんです。SUA卒業生の方もいますし、インドの女性の先生が多い感じがしますね。あと今回の1期生はマレーシアの生徒がすごく多いです。SISMに行った時、学校を作ってくれた方々、寄付してくれた方々への感謝を大切にするということを真剣に伝えられて、その面ではSUAと似通っていると感じました。
正明さん:人間性が優れている子が多く、そういう人たちに縁することができるのは素晴らしいことだなと思います。
大河くん:オンラインで他の生徒の子に会って、こんな素晴らしい人たちと学校に通うことにまだ実感が湧かないくらいで。受験に合格して周りと関わっていく中で、SISMの先生方の人を見る力は創価教育の要素だなと感じました。
また、SISM1期生として、どうしてマレーシアにインターナショナルスクールができたのかを知りたいです。1期生だからこそ、より良いSISMのために学校建設に携わりたいと強く思っています。
今世界で国どうしの対立が起こっている中でも、インターナショナルスクールではどの国から来た子も笑顔で会話していることが一つの平和だなと感じて、それがマレーシアにインターナショナルスクールを建てたことに関係してくるのかなとも思います。
瑞希:多様性を大事にしていて、人種や信条にかかわらず、人として繋がっていこうというところが、SUAと似通っていて、創価が大切にしている価値観を感じますね。大河くんがSISMの中で平和を作っていくことが世界の平和につながると思います。
正明さん:宇宙飛行士になるという夢にも関係していますよね。宇宙飛行士という仕事は、考え方や価値観が異なる中、狭い空間に置かれて何かを成し遂げなければいけないのかなと。大河がこれから直面する様々なことに関わっていると思います。
学校建設に関しては、SUAのように地域の発展に貢献していけるようにしていってほしいなと思いますね。SUAの建設に関わった方々が、創立者・池田先生の思いを果たしてこんなに素敵な地域を作り上げたのかなと思うので。マレーシアでも、SISMができたおかげでこの地域はすごく発展したなと言われるようになるといいなと願っています。
大河くん:SISMの建設ビデオを見てみると、森のような場所に建て始めたんですよね。その広大な土地にSISMを建てたことに、色んな意味があるかなと思うので探っていきたいです。
瑞希:そうですね。日本の創価学園、創価大学、SUAにも建てた場所というのに共通点があるので、調べてみると面白そうですよね。SISM入学にあたって、楽しみなことは何ですか?
大河くん:僕の力で合格を掴み取った学校なので、本当に記憶に残る学校生活になるだろうなと思いますね。創立者の思いを汲み取って広めていくことはもちろん、1期生として学校建設に携わっていきたいです。入学式に会った時には、緊張していて静かな雰囲気だったのですが、今はもう全員が思いっきり楽しんでいる感じで。人を変える力がSISMにあると思うので、そういうのを感じたり、友達と直接会えたりすることがとても楽しみです。
美鈴:本当に楽しみですね。色々お話を聞くことができてよかったです。ありがとうございました!
まとめ
今回は、渡辺大河くんとのインタビューのうちSISM合格の体験についてお伝えしました。前回のインタビューブログでは、大河くんのSUA訪問の経験について共有しました。ぜひこちらからアクセスしてください!大河くんがSISM1期生としてかけがえのない友人、先生、そして多くの方と繋がり、楽しく、大きく成長しながら学校生活を送っていけるよう期待しています!
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