ETS（Educational Testing Service）は、教育研究、評価開発、測定を専門とする非営利団体です。世界で最も広く知られているテスト・評価の組織の一つです。
ETSは1947年に設立され、アメリカを拠点としています。この組織の主な目的は、教育の質と公正を推進することで、さまざまな評価やテストを開発・実施することです。ETSは教育機関、政府機関、他の組織と協力して、概略的な目的のために標準化されたテストや評価を提供しています。
以下に、ETSが提供している主な試験をいくつか紹介します。
- TOEFL（Test of English as a Foreign Language）: TOEFLは、非英語圏の人々の英語能力を測定するための試験です。Reading (リーディング、読解)、Listening (リスニング)、Writing (ライティング)、Speaking (スピーキング)の4つのセクションで構成されています。大学や大学院への入学や学位取得のための英語能力証明として使用されます。
- GRE（Graduate Record Examination）: GREは、大学院入学のための一般的な試験です。Verbal Reasoning（言語能力）、Quantitative Reasoning（数学的思考力）、Analytical Writing（論理的文章作成能力）の3つのセクションで構成されています。
- SAT（Scholastic Assessment Test）: SATは、アメリカの高校生が大学への入学資格を得るために受ける試験です。Reading（読解力）、Writing and Language（文章力）、Mathematics（数学）の3つのセクションで構成されています。
- TOEIC（Test of English for International Communication）: TOEICは、ビジネスや職場における英語コミュニケーション能力を測定するための試験です。７つのパートに分かれており、初めの４つのパートはlistening(リスニング)、残りの３つのパートはreading(リーディング)で構成されています。特に日本をはじめとするアジア地域で広く使用されています。
ETS（Educational Testing Service）は、教育関連の評価や研究の支援を目的として、多くの試験やプログラムを提供しています。これにより、教育の品質向上や学習者の能力評価を行うことが可能となりました。ETSは、独自の研究活動も積極的に行っており、教育評価や言語研究などの分野で幅広い知識と専門性を持っています。
ETSの研究プロジェクトには、教育実践の改善、新しい評価方法の開発、テストの公平性と判断性の向上を目指すものがあります。世界最大の民間の教育試験および測定機関であるETS は、厳格な調査と妥協のない取り組みに基づいて評価を構築しています。実際にETSは毎年180 か国以上、9,000 以上の施設で5,000 万件以上のテストを開発、管理、採点しています。(詳しくはこちら(英語)をご覧ください。) これらの取り組みにより、教育の質を向上させるための情報やデータを提供し、教育者、政策実現者、研究者と連携しながら教育の優れた成果と公平性を促進しています。
TOEFL、GRE、SAT、TOEICをはじめとする英語の試験はETSによって行われています。世界各国の多くの人々が、年齢に関わらず一生懸命受験しています。みなさんも自分の力を信じて、たくさんのことに挑戦してください！DIGはいつでもみなさんのそばで応援しています！
まとめ
要約すると、ETSは目的に応じた様々なテストを提供する機関です。海外の大学に進学したい人は、SATやTOEFLについて公式サイトで詳しい情報を調べてみてください。問題の形式や内容は、普段の学校で学習する英語や実際の授業の様子などが反映されています。（SATの場合は研究論文、TOEFLの場合は授業の講義を聞いてディスカッションをするなど）英語を使う仕事を探している人や、英語圏への移住を考えている人は、ビジネスや日常的なコミュニケーションに重点を置いているTOEICが役に立つかもしれません。2種類のTOEIC試験には2種類あり、大きな違いがあるので、TOEICの公式サイトで詳細を読んで、自分に合ったものを選んでください。 大学院への進学を希望する場合は、米国内外の多くの大学院がGREスコアで学力レベルを評価するため、GRE受験が最適な選択肢となります。みなさんの夢がどんなものであっても、私たちDIGは勉学、進学、就職、留学のサポート、計画や準備のお手伝いをします。ご不明な点がございましたら、こちらからお気軽にお問い合わせください。