この記事では2022年に行われた、学力・学習到達度をチェックする国際的なPISAテストの日本の順位を紹介します。2018年のPISAテストの順位と比べながらコロナの後で行われ、日本のPISAテストの順位はどうなったのか一緒に見ていきましょう。
目次:
PISAテストとは
日本のPISAテストの順位
まとめ
PISAテストとは
2000年から経済協力開発機構(OECD)が3年に1回行なっている世界的な学力テストであり学習到達度をチェックする試験であるProgramme for International Student Assessmentの略語がPISAテストです。
日本語の正式名は「OECD生徒の学習到達度調査」で日本は一番最初のテストからずっと参加しています。PISAテストは15歳児を対象(日本では高校一年生対象)としたテストで、試験内容は主に3分野(読解リテラシー、数学的リテラシー、科学的リテラシー)からなっています。
文部科学省によると、PISAテストの目的は「義務教育修了段階(15歳)において、これまでに身に付けてきた知識や技能を、実生活の様々な場面で直面する課題にどの程度活用できるかを測る。」となっています。全国からランダムに生徒6000人が選ばれ受験します。試験の合計時間はおよそ4時間です。2015年までは筆記型調査でしたが2018年からコンピューター使用型調査(CBT)に移行しました。更に数学的リテラシーのテストでは「多段階適応型テスト(MSAT)」が導入され高精度でテスト結果を測定できるようになりました。コロナの影響で2021年に予定されていたテストは2022年に変更となりました。
日本のPISAテストの順位
2022年の結果を見る前に2018年の結果をみてみましょう。
2018年の日本のPISAランキング
OECD加盟国間 (37カ国)
読解力 11位
数学的リテラシー 1位
科学的リテラシー 2位
全参加国・地域間 (79カ国・地域)
読解力 15位
数学的リテラシー 6位
科学的リテラシー 5位
*2018年のPISAのランキングと細かい分析についてはこちらの文部科学省のレポートをご覧ください。
2022年の日本のPISAランキング
OECD加盟国間 (37カ国)
読解力 1位
数学的リテラシー 2位
科学的リテラシー 1位
全参加国・地域間 (81カ国・地域)
読解力 5位
数学的リテラシー 3位
科学的リテラシー 2位
*2022年のPISAのランキングと細かい分析についてはこちらの文部科学省のレポートをご覧ください。
まとめ
ご覧の通り、日本は全ての試験分野で順位を上げ、世界トップレベルの学力を証明する事ができました。他の国々はコロナの影響で日常的な教育機会が奪われた国々もたくさんあると思います。しかし日本は安定的に質の高い教育を提供することが出来ていたとも言えます。皆さんはこの日本の順位を見てどう思いましたか?
日本の学習到達度は平均水準を超えていますが日本は教育とその未来に大きな問題を抱えています。それは少子高齢化と国際人材不足です。政府は世界的に活躍できる人材を育てようと若いうちからの留学を推奨しています。日本にいながらも英語力上達を目指している方や、短期もしくは長期の語学留学や正規留学に少しでも興味がある方はDIGの高校生向けのアメリカ留学ガイドと大学生向けのアメリカ留学ガイドを参照してみてください。
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