TOEFLと英検…日本ではどちらも知名度のある英語試験ですよね。しかし、この2つの試験にはそれぞれ違った特徴があるので、それを知った上で受験することが大切です。「英語の実力を試したいだけだから、どちらの試験を受けてもいいや」と思ってはいませんか?自分のどのような場面で使われる英語力を把握したいのか、あるいはその試験をどう活用するかでTOEFLと英検のどちらかを受験するか決めることができるでしょう。この記事では、TOEFLと英検を比較し、概要や難易度などを説明していきます!
目次:
TOEFLについて
英検について
2つの試験を比較!
まとめ
TOEFLについて
TOEFL(トーフル)とは、Test Of English as a Foreign Languageの略称で、Reading(読む)、Listening(聞く)、Speaking(話す)、Writing(書く)の英語四技能を測る試験です。英語が母語でない人が留学や移民などの際の英語力を証明するものとして使われます。Reading(読む)、Listening(聞く)、Speaking(話す)、Writing(書く)の各セクションは30点満点、、全体では120点満点です。TOEFLは、160カ国以上で11,500を超える教育機関によって採用されており、国際的に広く普及している英語試験です。
英検について
英検は、実用英語技能検定の略称で、日本英語検定協会が主催する日本国内最大級の英語試験です。Reading(読む)、Listening(聞く)、Speaking(話す)、Writing(書く)の四技能を測る問題がバランスよく組み込まれており、日常生活からアカデミック、ビジネスに渡る幅広い英語力を測定することができます。英検には1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7つの級があります。3級以上は一次試験と二次試験に分かれており、一次試験はReading(読む)、Listening(聞く)、Writing(書く)の3技能の筆記試験を行い、一次試験合格者のみが対象の二次試験はSpeaking(話す)の試験となっています。英検は年3回行われ、高校や大学入試、単位認定、留学の英語力証明など幅広く活用される試験です。
2つの試験を比較!
TOEFLと英検はどちらも英語の試験ですが、似ている点も異なる点もあります。以下の表に、受験時間、料金、活用方法などをまとめてみました。
さらに詳しくは、TOEFLオフィシャルウェブサイトおよび英検オフィシャルウェブサイトからどうぞ!
このように、TOEFLと英検には様々な違いがあります。自分のニーズにあった方を選び、計画的に対策していきましょう。
また、TOEFLと英検のスコア・級を比較すると次のようになります。(言語の運用能力を示す国際標準CEFRもご参考までに含めています。)
この表はこちらを参照して作成しました。
英検準2級レベルでようやくTOEFLで点数をとり始めることができると考えると、TOEFLの方が英検よりも難易度が高いと言えるでしょう。受験者の年齢層の幅が広い英検と異なり、TOEFLの受験者は海外を見据えて勉強してきた人が多いと考えられます。英検からTOEFLへのステップアップを目指している方は、今自分が持っている英検の級で取得可能なスコアを目指して学習するのが良いでしょう。
まとめ
日本でも知名度のあるTOEFLと英検の2つの試験について、比較してご紹介しました。大学入試をはじめ様々な場面で活用されているこれらの試験は、今後も重要視され続ける可能性が高いでしょう。大学入試や就職などで指定されておらず自分でどちらを受験するか選択できる場合、それぞれの特徴を把握して自分のレベルとニーズに合った方を受験することをおすすめします。
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